「わっ…りひと」

「おーっおはよ?」

くしゃりと笑って、私の頭をわしゃわしゃと撫でた。

「くちゃくちゃになっちゃうよっ」

「ははっ…だってさ」

そう言って私を見つめると人差し指を私の眉間に押し当てた。

「眉間に しわ、よっちゃってる。」
ははっと笑って眉間のしわを伸ばすと、私の頭をまたわしゃわしゃと撫でてきた。

「え………。」

「わかんなかった?さっきからずっと顔しかめてた。」

「そか…な、あははー…気付かなかったあっ」