じわじわとやってきた恥ずかしさに顔が赤くなる。

「るいくん家近いの?」

「おー、近いよ」

「そっかあっ」

「あーれーるい??」

聞き慣れない声に振り返ると、赤髪の男の人が異様なフェロモンを漂わせて立っていた。

「…あきら、」

あきら?と首を傾げると、その赤髪の人と目が合った。

「うわ…なんだその子人形?」

「へ……?」

「声も可愛い…。」

ゆっくり私の方へ歩み寄ると、私の手を持ち上げて甲にキスした。