「これ…やる。」

頭をかきながら私を見下ろすはやとから、水色の箱を受け取った。

Cool boy ?

箱からはやとへ視線をうつす私。

「これ男物?」

「うん。男物。」

男物…なんで私にくれたんだろう。

「いいから、明日からそれしてけ。いい匂いするから」

首を傾げる私に「な?」と頭を撫でるはやと。
なんだか怪しい…

けど、まあ香水デビューだっ!うん。
私は香水を洗面所に置いて、お風呂へ入った。