「本当か?」

「うんっ」

「そか……」

「???」

はやとはたまに勘がするどい。
変なところで。
別に嘘はついてないけれど、なんだか申し訳ない気持ちになった。



ご飯を食べ終わってお風呂へ向かうと、はやとが棚を開けて探しものをしていた。

「何探してるのー???」

「ん?あ…ひな、香水を探してんの」

「香水??」

「そ、…おっ…みっけた」

そういって淡い水色の箱を持ちながら立ち上がると、私の前に差し出した。