−−
教室へ戻ると、悠紀が私の姿を見てひらひらと手を振った。
それに私もひらひらと手をふりながら近付く。
コーヒーを飲んでいる悠紀は目だけ私のほうを向いた。
「あのさ、奥村流依って何組???」
流れる沈黙。 「は…?」と驚いたように私を見つめると、コーヒーの缶を机に置いた。
「あんた奥村流依をしらないの!?」
悠紀は知ってるのか!?
コクりと頷くと 「まあひなならね…」と呆れたように笑う悠紀。
なんだか失礼じゃないか。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…