それだけで死ぬ程嬉しい。

「あの…っ私、男の子とか全然分からなくて…るいくんも知らなくて…」

「これから俺を教えるから…
俺を何年片想いさせれば気がすむ?
俺が嫌いになったら別れていい。
だから…

付き合えよ」

別れていい。なんて言って少し後悔した。
俺は嫌いになられても手放すつもりはねーし。

「ぁ…っ」

「ん?」

「………。」

「ほら。」

「(コクン)」

俺は赤い彼女を抱きしめた。