それからは必死。 あの女がどこかにいないかずっと探して。 「るーいくんっ?」 「……。」 「無視やめてよぉー」 他の女なんか見えない。 人混みを探しては居るはずもないのに落胆して、かなり重症。 連れには「病気」とまで言われたけど、どうしても諦められない。 本当に、リアルに俺の全身が あの女を求めているようで、思いだす度恋い焦がれ、思いだす度逢いたくなって。