「…知春ぅ♪今日もラブラブで登校ねっ!」



「あっ、亜稀(アキ)っ!」



席につくと同時に、あたしに話しかけてきたのは、中学からの親友の亜稀。



綺麗なボブヘアーに、お人形さんみたいな可愛らしい顔。


密かにファンクラブがあるほどの美少女だ。




「…もうっ!みんなのキングを独り占めしちゃってぇ〜!」


「ひ、独り占めなんかしてないよっ!///」



「…ラブラブ登校してたじゃないっ!」



「あれは、もう、子供のときからの習慣ってゆーかぁ…」



「はいはい。知春のキモチはよぉくわかったわ。」




ウンウン、と頷く亜稀。