・・・・・・・・キキーーーッ!!


激しいブレーキの音と一緒に、
茶色がかったロングの髪が
ふわっとなびいた。





「夢美ぃーっ!
本当危ないんだけどっ!」

自転車にまたがりながら
笑っているのは親友の平野優奈
またやっちゃったよお…

「ごめんっ!
普通に気づかなかったぁ」

そういってピースするあたしに
優奈が呆れながら

「横断歩道くらい
周り見て渡りなさいよっ」

といってきた。