今のあたしも、奏太君とこんな感じなのかな。
っちょっと、病んでる子になってる・・・・。
かなりかな。
どんだけ時間が過ぎたのかわかんないけど、少し顔を上げたら夕焼けが見えるくらいの時間になっちゃってる。
時計を見ると、6時35分。
「そろそろ、帰んなきゃ、だよね・・。」
そう思って、ブランコから立とうとしたら、母さんからの着信を知らせる音楽。
『希美ゴメン!!
友だちと少し出てきてたんだけど、新幹線が混んでてね。
今夜は帰れそうにないの。お父さんも今日は泊まるみたいだから、
二人で留守番してね。』