(咲希、生きろ) 「怜……央…?」 今、怜央の声がした。 (前向けよ 光が見えるだろ?) 目の前には眩しいほどの光がワタシを照らしていた。 怜央、ワタシ、生きるよ。 心配かけてごめんね。 ちゃんと、怜央の分まで生きる。 怜央と出会えて良かった。 絶対に忘れない。 怜央と過ごした日々は、ワタシを生きさせる“希望”の光だから。 怜央、ありがとう。 愛してる。 遠くにいても、心は “ずっと一緒”