――昼休み――

凜に屋上で相談してみた。


「何その心平の態度!!許せない!!!あたし言ってくる。責任とって星良と付き合えって」

腕まくりをして、今にも心平に掴みかかりそう…。



あたしの中で凜は最強…



「ちょっ待って!!」

責任ってそんな大げさな…。



「だってそうじゃん。

体育の時だって血相変えてダッシュして…

寝顔にチュウ…明らかに星良のこと好きでしょ」



「そんなコトないよ。振られてるんだから」



「何で?あたしは心平を問い詰めるよ。ほんとに…星良は片思いなの???」


走り出しそうな凜を止めようとしたその時、屋上の扉が閉まる音がした。