「何なの!?
何でそうやって、思わせ振りなことばっかすんの???」

あたしは心平の横顔にそう言った。



「…わりぃ…ごめん」


俯きながら心平は言って出ていった。



答えになんかなってない!!



振られてもそんなだから、諦めきれないんだよ。




諦めたい…

諦めたくない…

諦めたい…



単純に…
そう単純に素直に何もかもを喜びたい自分もいる☆



心平に保健室に運んでもらったこと―なぜかほっぺにチュウされたこと。



幸せなはずなんだけど…


片思いのあたしにとっては切なさが増すんだ。



そのずっと先を望んでるからなのかな。



心平がしてくれることは全部

幼なじみだからなの???