「し、心平―?」

黒目がちな瞳と目が合う。
「……」

心平は慌てて背中を向けた。



「今……」



「大丈夫…かよ?」


背中を向けたまま、遮るように心平は言った。



「うん…」

会話は反らされてく。



「無理すんなよ」


一瞬だけ目が合ったけど、すぐに反らされ、心平はカーテンを閉めて出て行こうとする。



寝ぼけてたのかな?



けど、確かに…。



わっかんない。



全っ然わかんない!!