「心配なんだよ…」


心平の低い声が響く。



あたしはジタバタするのは辞めた。



だって、居心地がいいんだ。



ほんとは、ずっとこうしてて欲しい。



「あ、ありがと」

そっと保健室のベッドに横たわらせてくれた心平にそう言った。



やっぱ、心平は

男の子なんだ…

当たり前だけど後ろ姿を見つめて思った。



それから安静にしてたら、だいぶ楽になった。