「星良!!」

凛の呼ぶ声が耳に入ってくる。



―保健室…



そんな声も聞こえる。



―フワリ―と誰かに自分の体が持ち上げられた。



その腕は安心感があって…


しっかりとあたしを支えてくれてる。



ゆらゆらと心地良い胸の中にいる。



あたしはうっすらと、目を開けてみた。