コントロール




歩道橋で すれ違った横顔
赤信号 交差点 正面の女性
似てるような 似てないような
蘇る思い出
あの時 離さなきゃよかった

いつまでも 居たかった でもできなかった
君をあいつに 渡してしまった
僕がよそ見をしたから
手放したから あの時は 後悔しなかったんだ
今は 後悔してる

コントロールが利かなくなる
止めたくても 止められない
電波の届かない リモコンの様に
くるくると回り続ける
宙で 暴れている

コントロールの 利かない物は
負けていく 勝負をしても 壊れていく
電波は 届いても 想いは伝わらない
離れていくばかり
僕の前では もう微笑まない


あの日から もう何年たった?
僕には分らない
考えたくも無いことで
忘れようとしてた

その時 届いた手紙は
「また逢いましょう」それだけの文字
それでも僕は うれしくて うれしくて
1粒 涙がこぼれた
また 逢いたい

コントロールが 利かない
電波も利かない 物だけど
想いだけは 伝わっていた
くるくると回り 続けていた
時が止まる

コントロールを していた物だけが
すべてを 掴む訳では ないけれど
いつまでも どこまでも 想う事はできる
僕の前で もう1度 微笑んで


「日曜日の 駅前 改札口で
待ってるね」
そんな言葉 胸に秘めて
歩いていくよ・・・・・・・・・・。

コントロールは 今は してないよ
ずっと ずっと 想い待つよ どこまでも
電波は 届いてないかもしれないけれど
想いは 伝わっているから
もう1度 もう1度

コントロールは しなくていいかな
電波の代わりに 迎えに行くから
大きな声で 僕のすべてを 伝えに行くから
僕の前で・・・・・・・・。

微笑んで そばにいて・・・・・・。