「ふっうっうぇーんヒック……ヒック……悠里……こ……怖かった……」

「美優……何があったか…教えてくれる?」


「ふっ……う……ん……うぇーん……グズ……グズ……」

「ゆっくりでいいからね……」
私は美優に話しを聞いた。



「今日、蒼太と輝に忘れ物したって嘘ついて悠里の部屋にいって話したしょ?」

「うん…」


「待ってるっていってくれたけど、断ったの……暗くなる前に帰ってほしかったから…私馬鹿だから自分は大丈夫なんて思ってたの、あの時断っていなかったら悠里に迷惑かけることなんてなかったのにね……」

「迷惑じゃないからね。親友でしょ?」

「うん……」




そう言って美優は話しを続けた……