「けがの方は大丈夫か?」


蒼太は心配そうに話しかけてきた……


「うん。全然大丈夫だよー。」


「よかったー。」


そして………




面会時間終了の時間になった……

美優たちを下まで見送ったあと、私は部屋に戻ろうとした時だった……



「悠里ー。」
「美優?どうしたの?忘れ物?」


美優は走ってきたのか息が上がっていた……

美優は深呼吸をして話した。