「美味しかったねー」
「そうだね」
「また、こようね」
「うん―。」


美優は満腹になったお腹を手で叩きながら歩いて
私が美優の方を向いていたら………


ドンッ

「いたっ」
「いてっ」


美優は慌てて駆け寄り、私が話しかけた……


「すいませんでした。お怪我は大丈夫ですか?」
「えっ?あっはい。大したことないんで気にしないで下さい。俺慣れてるんで!でも、そちらの方が……」

「大丈夫です。前を見てなかったので…」
「気にしないで下さい。ピンピンしてるんで」

そう言いながら体を動かし笑っていた。
私も立ち上がて頭を下げたら笑いながら手をふっていた。

「本当にすいませんでした。それでは……」

「前みて歩きなさいよ!悠里はおっちょこちょいなんだから―」
「はぁい。以後気をつけます。」


そんなやりとりをしているなか
「また会える気がする。」

何て彼が言ってたのを、私は知らなかった………。