「わ…たし……」

「美優ちゃんは意識を失って倒れちゃったんだよ。目が覚めたみたいだね。今先生呼んでくるから待っててね。」


先生がきて色々調べてもらい……

「よし…もう帰っても大丈夫だよ。でも、あまり無理をしないようにね。」

そう言って、帰っていった。

「美優ちゃん、とりあえず帰る準備しよっか…。」
「…うん……」


準備をしている間俺たちは喋らなかった。

そして……

「蒼太君ありがとう…。慶君もう悠里に近づいてこないと思うから、もう大丈夫だよ。今まで私たちのためにありがとうございました。こんなことに巻き込んじゃってごめんなさい。蒼太君が守ってくれなかったら私たち死んでたよ……。感謝しても感謝しきれないぐらいだよ。だから、蒼太君も悠里や私たちよりも自分の事を優先して。お願い」


俺は言葉を失った……