「……悠里…元気な顔をみせてよ……」
美優ちゃんは小さな声でそう言っていた。
だから俺は美優ちゃんを励まそうと言ったんだ……


「悠里ちゃんは元気に戻ってくるから、俺たちは信じて待ってよう。」
何の根拠もないのに言ってしまった。


それでも……美優ちゃんは……

「……ぅ…ん…」
そう呟いたんだ。



それから俺たちは喋らなくなり何分いや何時間と悠里が元気に戻ってくると信じ待っていたんだ。



その時手術室のランプが消え先生が出てきた。

ウイーン

「せ…先生…!!ゆ…悠里は!?悠里はどうなったんですか!?」