カラーンカラーン

「いらっしゃいませー何名様ですか?」
「2人です。」
「こちらえどうぞー」


「ご注文が決まりましたらベルを鳴らして下さい。」
「「はい」」
「何しようかなぁー悠里は?」
「オレンジジュースでいいかなー。」
「よし!決まった。ベル鳴らしてー」


ピンポーンピンポーン



「ご注文をどうぞ。」
「オレンジジュースとイチゴパフェを1つずつお願いします。」
「オレンジジュースとイチゴパフェをお1つずつで以上でよろしいですか?」
[はい!」
「少々お待ちください。」


「ねぇ悠里?」
「なした?」
「この間、たまたま慶君にあったんだけど……」

ビクッ
「慶に?」
「ぅ…うん。」
「何かされたの!?!?」
「別にされてはないいんだけど…悠里に会ったとかいってたから心配しちゃって……」
「えっ!?」
「会ったりしたの?」
「会うわけないじゃん!!」
「だよねー。」


「お待たせしましたー。イチゴパフェのお客様ー。」
「はい」
「オレンジジュースのお客様ー。」
「はい」
「ごゆっくりしていって下さい。」



「わー美味しそうだねー。」
「早く食べなー。」
「うん」

その後美優は私に気遣ってその話題には触れてこなかった。
美優の優しさにまた泣けてきそうだったのを堪えていた…。