「美優ちゃん?悠里ちゃんはいいの?」


「はい……。実は、蒼太君に悠里の過去を聞いてもらいたくてきてもらったんですけど、悠里は聞きたくないと思うんで……」

っと美優ちゃんが言った。
俺は、今から悠里ちゃんの心の闇を聞くんだ。


「悠里は、中学2年生の夏に付き合っていた人がいるんです。その人は慶って言うんです悠里は毎回私に自慢してくるんです。本当に好きなんだなと思っていました。なのに………」

そういうと、美優ちゃんは泣きだしてしまった。

「大丈夫?話すのやめた方がいいんじゃない?」
っと俺が提案をしたが……


美優ちゃんは首を振った。
「ぃぇ…話さないと……悠里が…あ…危ないん…です……」
「危ない?って一体どういうこと?」



美優ちゃんは深呼吸をして息を整えた。