キーンコーンカーンコーン

「悠里帰ろうー。」
「うん」

美優は蒼太君にメールをして時間と場所を送ったらしい……
なんていうか、やることが早いなって感心をしていた。


「悠里ー。ここで待ち合わせだよー。」
っといい中に入ったらもう蒼太君は来ていた。

「待たせちゃってごめんね…。」
「俺も今来たとこだから気にしないで。」
はにかみながら話していた。


「蒼太君にお願いがあるんだけど……」
美優が申し訳なさそうに話しだした。

「お願いって何?聞かせてもらえるかな?」

「あの……実は……」
「美優!!」
「えっ?悠里どうしたの?」
「私、外行ってくるね?」
「……うん…なんかあったら電話してね?」
「わかってるよ!じゃ」


私は、聞きたくなくて逃げだした……
この時、逃げ出さなかったらあんなことにはならなかったのにね……