「んな、緊張しなくていいからな?」
「う……うん……」
「ここだよ」

そして輝の家に着いた

ピーンポーン

「はぁい」
「母さん、俺だけど」
「輝?今あけるわねー」

ガチャッ

「おっおはようございます」
私はペコっとお辞儀をした。

「あらまー、可愛い!!輝の彼女?」
「はっはい!」
「輝ったらいつのまにこんな可愛い子ゲットしたんだか……まったく話してくれないからもうビックリしちゃって、上がって上がってー」
「はっはい、おじゃましまーす。」
「かしこまらないでいいからな!母さんはいつもあのテンションだからー」
「そうなんだー。」


「輝、彼女紹介しなさいよー。」
「あっあー、長谷川美優っていうんだ」
「美優ちゃん?可愛い名前ねー」
「あっありがとうございます。」
「母さん、俺学校やめて働く!」
「何言ってるの?学校だってもうすぐ卒業じゃない、急にどうしたの?」
「それは………」
「それは、私の中に赤ちゃんがいるからです。でもお腹の中の赤ちゃんは輝くんの子供ではありません。」
「えっ?それはどういうことなの?輝はしってるの?」
「はい、知ってます。話すと長くなってしまうんですが………」
「それはかまわないわ……深刻なの?」

「はい……」
「話したいときに話してもいいのよ?」
「大丈夫です」
「そう……」

私は深呼吸をして話した。

「私は、レ……イプ……されました。私は大丈夫襲われないって思ってました。でも、帰り道に車が通りすぎて道を聞かれて教えただけだったんです。ただ教えたのに私は車に乗せられて気付いたら……やられてました……用無しになった私は道端に捨てられて少ししてから輝君が助けに来てくれました……死にたいそう思ってました……でも、輝くんが私に光を照らしてくれました。そして、今このお腹の中に赤ちゃんがいます。あの時は辛かったですでも今この子がいるから頑張れるんです。輝君にこのお腹の中の赤ちゃんのパパになってほしいそう思っています。どうかおねがいします。輝君と結婚させてもらえないでしょうか……」


「母さん、俺からもお願いします。」