そして、二人に話し終えると輝が慌てて美優を連れ戻しに行ってくれた。
その後を、私たちが追っていくと……
「美優ー!!」
輝の声が聞こえたんだ……
慌てて行ってみると………
美優があいつらのところに行って震えながら殴っていた。
「美優、もういいよ……」
私が言うと……
「よくないよ!私たちの人生あいつらの所為で狂ったんだよ?悠里の方が私より大変なんだよ?何で……何で私たちなのよー。」
美優は泣き崩れてしまった……
私は、美優の言っていることは正しい。けど、その分みんなでわかりあえたはずだと思っていたからだ……
「美優……美優の気持ちはわかるよ。私もあいつらを許すつもりはないよ。でも、殴ったってなんの解決にもならないんだよ?」
「ぅ……うぇーん……グズ……ゆう……り……」
美優は泣きだした。
「私たちには、蒼太と輝がいるしょ!辛い時悲しい時楽しい時みんなでわかりあえるはずだよ?ね?美優……」
「…悠里………輝………蒼太…」
美優が呟いていたら輝が美優を抱きしめていた。
「美優……俺は、美優の全部が好きだ……あいつらなんかにやられてないきれいなんだから……美優は自信をもてよ!俺の彼女なんだからさ!!」
「……輝……そうだね……私…間違ってたね……ごめんね……」
「「「気にしない!!」」」
三人同時に話したんだ。