着いたのは
有名な某ホテル。


フロントに向かう

光は俺の後ろを
ちょこちょこ歩いてくる

「‥岬 龍耶だけど?」

そう言うと、
責任者が出て来た

「いつものお部屋でよろしいですか?」

「あー了解 鍵」

“いつものお部屋”ってのは
毎月、俺が店を休んでるときに使う部屋

って言ってもスイートだけど

毎月来るから
階も部屋番号も覚えている

だから
去年ぐらいから案内は要らないって
言ってある。



鍵を貰い
光の手を引く



エレベーターに乗ると
光は聞いてきた。



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