お腹も減り
ホテルから出る



フロントに鍵を渡し
彼に愛された記憶を残し
一歩を踏み出す。

































「お客様ー!!」


後ろを振り向くと
係員の方が走ってきて


「お連れ様からのメッセージです。」


あ、あたし?


「これ..あたしにですか?」

「はい..1725号室のお客様ですよね?」


あたしの部屋は1725だから
そうなのかな...


「はい..」

「では」


係員の人は笑顔で
持ち場へ戻っていった



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