目覚めると隣に彼は居なかった。


どこか悲しかったけど
嬉しかった。






ヤリ逃げされたと思い
この思いを消し去れるような気がして

彼は...明彦さんは
光先生...光さんが
大切なんだって思える気がして



簡単にシャワーを浴びて
濡れた体を拭く...


不意に嬉しさが溢れ出した


鏡に映る“私”が
本当の“私”として
一晩でも彼に愛された



もう...
愛なんて要らない...

彼だけで充分



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