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「‥‥‥明彦さん?」

彼と結ばれた。

だけど

心なしか悲しくなる
明彦さんの心には
あたしじゃない
“誰か”が居る...


それが
とても悲しくて切ない


「どうしたの?」

煙草の香りが
あたしを熱くする

何か忘れたい
彼にあたしを覚えてもらいたい



「‥‥もう一度」




瞳から汚れのない
一滴の涙が堕ちた



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