その音と同時に志藤祐馬がこっちを振り向いた。

や、やばっ!

完全に見つかったよ・・・!

私は、急いで帰ろうとすると、

「おい!待てよ!」

志藤祐馬に呼び止められてしまった。

「・・・は、はい・・・」

私は震えながら志藤祐馬の方を見た。

「お前・・・!」

私は怖くなって、

「た、タバコは20歳になってからですよ・・・!!」

そう言って、屋上の階段を下りていった。