~♪

やっぱり一人はいい。

大勢で話すより、一人で歌うほうが・・・。

私になんか、友達はいらない。

「貴方と出会えたことが全て、私の恋の始まり~♪・・・」

私は、悲しいキモチを抑える為、歌い続けた。

私に、友達なんかいらない。友達なんかできない・・・。

―ガチャッ

「!!」

だ、誰!? 屋上に私以外来るなんて、一体誰だろう・・・?

「―!!」

あれ、志藤祐馬!?

しかも・・・

タバコ吸ってる!?

私はびっくりして、思わず固まってしまった。