取り出した体重計はこれまた可愛かった。両手のひらに乗るくらいの大きさなのに、なかなかの重量感。白をベースにピンク色のレースで縁取りされていて、銀色のハートが2つ並んでいる。
広げた説明書をのぞきこみながら、後藤さんが指差す文章をみんなで読んでいく。
「そのハートの上に足の裏を合わせるみたいですよ…あ、裸足って書いてあります」
「えっ、じゃあ靴下脱がないと…」
「咲さん、本当に測るんですか?」
「はい。」
せっかくみんなが買ってくれたんだし、と言いながら靴下を脱ぐ私。彦坂さんがイスから落ちそうになりながら驚いてくれた。
そして通りすがりの岩原GMが裸足になっている私を二度見する。顔ぶれを見てそっとしておいてくれたけど。
広げた説明書をのぞきこみながら、後藤さんが指差す文章をみんなで読んでいく。
「そのハートの上に足の裏を合わせるみたいですよ…あ、裸足って書いてあります」
「えっ、じゃあ靴下脱がないと…」
「咲さん、本当に測るんですか?」
「はい。」
せっかくみんなが買ってくれたんだし、と言いながら靴下を脱ぐ私。彦坂さんがイスから落ちそうになりながら驚いてくれた。
そして通りすがりの岩原GMが裸足になっている私を二度見する。顔ぶれを見てそっとしておいてくれたけど。