4.仲間


「最高な仲間だぁっ!」

「いえーっ!」

文化祭のバンドを組んだ私達。

その中のボーカルの人。

明るくて、バンドの仲間の人気者。

そして、私の好きな人。

でも、ライバルがいる。
それがドラムの人。

私は、今の『仲間』という絆を壊したくない。

私が告白すれば、後にギクシャクになって変な感じになる。
もちろん、ドラムの人が告白をしても。

もし、どっちかが付き合うことになったら、仲間では無くなる。
少なくとも私とドラムの子が仲良くならないだろう...。

いつか、私の思いを君に伝えたい。

だから、今はこのままで。
仲間でいれば、大丈夫。