西口東口南口の裏口に各3人づつ。 そして、正面の北口には5人。 私はクスッと笑った。 「完全包囲したつもりかしら?」 パッと見は完全包囲したように見える。 でも、 「屋上、ガラガラなんですけど。」 私は館の屋上に着地した。 「ふぅーー。」 私は髪をかきあげて、屋上のドアに向かって歩き出す。