ここは、どこ?

布団・・・じゃない。

冷たくて固い。

私はそっと目を開ける。

そこは、後にしたはずの2年3組の教室だった。

「え!?」

何よりも驚いたのは、そこにいたのは私だけでなく、クラスメイト全員床に寝かされていたのだ。

「なに、これ・・・私、家に帰ったはずじゃあ・・・」

頭の混乱は収まらず、次々にクラスメイトが目を覚ます。

「なに!?なんで教室に!?」

「おいおい、ふざけんなよ!!」

ざわざわと騒ぎ始めるクラスメイト。

「り、リナぁ・・・」

「・・・なんで教室に・・・夜?」

リナが呟くので、私たちは窓に目を向ける。

窓の外は漆黒の闇に染まっていた。

「どういうこと・・・?」

そして、すくっと立ちあがったのは学級委員長の半田真里菜だ。