あたしはそのまま一度も振り替える事のないまま教室へと向かった。








ーガララララッ






あたしは教室のドアを開ける。




その瞬間何かがあたしにぶつかってきた。









「っ……痛ぁ……って紫乃!?」






あたしが前を見るとそこには親友の紫乃(しの)がいた。









「ねぇ由梨今月号のKAITOも超カッコいいー」







「KAITOねぇ……」









紫乃はモデルのKAITOの大ファンらしく毎月雑誌を買っている。





ファンクラブにも入ってるし。






毎日KAITOを見せられるケドいまいちカッコいいと思えない。