動かない!!!!




声が出ないくらい力が出ないのだから足なんて上げられるワケがない。











ーーどうすればいいの!!??




あたしの身体からは少しずつ冷や汗が流れ始めた。













「アイツ…助けに来ないな」





「……………!!!!!」














三村龍の声が聞こえた瞬間あたしの頭には中崎翔希の姿が浮かぶ。






助けに来てくれるワケない。