「った……!!!」 あたしはゆっくりと顔を上げていく。 「ー………っっ!!!!!!」 そこにいたのは長い髪をたらして血だらけの顔をした女のお化けだった。 「い………」 「うらめしや~」 お化けはお決まりのセリフを言ってあたしに顔を近づけてくる。 その時あたしの中で何かがプツリと切れた。