中崎翔希はあたしを見ると……笑った。 「お前に睨まれたって何にも怖くねーんだケド?」 「ー……っっ!!!!!」 コイツの言う事って一々ハラが立つ。 でもどんなにハラが立ってもあたしが不利な状況に立たされているのは紛れもない事実で……。 あたしは黙るしかない。 ーバタバタッ 後ろから足音が聞こえてあたしは後ろを振り向く。