担がれたファンはボディーガードと共にあたし達の前から去っていった。 あたしとたくさんのファン達はボディーガードが視界から消えてもその光景をしばらく唖然としながら見つめていた。 ……怖。 強行突破は無理みたいね……。 どうすればプリントをアイツに届けられるんだろう……。 あたしはプリントを握りしめる。