次に目を開けた時、部屋にはあたし一人だった。 「知那…?」 隣で寝ていた筈の知那がいない。 お風呂にでも行ったのだろうか。 知那は温泉とか好きだから一人で入りに行ったのかもしれない。 そう思い立ったあたしは、知那を捜しに行くことにした。 とりあえずお風呂を探しに行ったけれど、知那はいない。 どこに行ったんだろう、と歩いていると。 通りかかったのは、空と蒼の部屋だった。