「えぇ!?天気予報では晴れるって言ってたのに!どうするの!?」




海以外にあたし達の予定は無かったから、バスの時間も何も調べていない。


要は、今日あたし達が行ける場所は無い。




「どうしよう……」




ぽつりと知那が呟いたのとほぼ同時に、知那のケータイが鳴った。


知那はそのケータイを開いて中を確認する。




「空…?」




どうやらそれは空からのメールみたいで、ふむふむと言って読み終わると、あたしに目を向けた。