「先輩、俺……」



人気の無い、校舎裏。


懐いてくる後輩に呼び出され、
俺はてっきり告白されるものだと思っていた。


なのに、彼の口から飛び出したのは



「俺、先輩の犬になりたいです!」


「……は?!」


俺の可愛がっていた後輩は、
ちょっとおかしかったらしい。頭が。