「密姫ゎ?」
「私…3組…」
麗美が1組で、亜子が2組。私は3組。みんなバラバラ。
「見事に別れたね。」
「1年間…退屈だぁ。」
「ホントねぇ。」
「入学式始まるよ!早く行かなきゃ!」
「わ!ヤバイ!グチゎ後で!!いそげぇ~!」

えっと…3組…3組…あったぁ!
「ハァ…ハァ…セェ~フ」
私の席ドコだろぉ?佐藤だから…あそこかな?
佐藤密姫って机に紙あるからココか。
座ろぉ。隣をチラって横目で見た。まだなんだぁ。

「密姫~!」
「え?」
「あたしのこと覚えてる?」
誰?全く記憶にない。
「分かんない。ごめん。」
「1回密姫の席の後ろになった雛だよぉ!」
「雛?…あぁ!あんまり話したことないから忘れちゃってた。」
「もぉ。クラス同じダヵラよろしくねぇ。」
「うん。」

ガラガラ バタン!え?と思い音の鳴った方を見た。
「俺どこだ?」
「お前の名前ある席ぢゃねぇ?」
「それがドコにあるかわかんねぇんだよ!」
「はぃはぃ。キレない。」
…怖っ。私の席の隣じゃありませんように…
「お!ココぢゃね?」
「齋藤光輝。お!俺の席ぢゃんw」
「おぅ!お前の隣可愛いぢゃん!」
「マヂだぁ!良いなァ!」
「ん?別に?」
「てか。またお前の後ろだし!」
私の後ろは…雛!うわ~!何かちょぉ~最悪!早く亜子と麗美に会いたいよぉ!
「ゲ!サイアク!」
今の声は…雛!
「そんなこと言っちゃダメだよ!」
「何で?密姫はいやじゃないの?」
「やだけど…目付けられたくないし…。それに雛が後ろに居るから!」