……何、この満員電車でセクハラをされてるような状況は。 「…――うわっ!」 なんとか先輩の腕を解こうと体を動かしていたら、急に肩を掴まれぐるりと視点が回った。 その結果俺は先輩と向き合う体勢に。 「…憂太、」 「なっ、なに?」 先輩の顔を見てみるとみけに皺を寄せて真剣な顔をしていた。 …いや、そんな真剣な顔されてもね先輩全裸だから。だだの変質者だからね。 「もっと俺らのラブラブ度を上げるためにさ、なんかこう…。 ――そうだ、結婚プレイをしよう!」