「また明日、会えるよな?」



この町にいられるのは…
あと1日。



明後日には帰らないといけない。



離れたくない…


「うん!会えるよ」



私は満面の笑みで言った。


「じゃ、また明日な」



「おやすみ!」




私は帰っていく疾風の後ろ姿を最後まで見届けて家に入った。



自分の部屋に入り、ストラップを眺めた。



もう少しでお別れかぁ…



いつの間にか、こんなにも好きになっていたんだ。


こんなにも、大切な存在になっていたんだ。



私はそんなことを思いながら眠りについた…