───僕もあの日雪の校庭で殴り殺されればよかったのに。


ケンイチはそう思うようになっていった。


ケンイチはアユミと話してる時だけは穏やかになれた。


そのささくれ立った心が癒されていくのがわかった。


ずっと孤独だったケンイチにとってアユミは初めて出来た友達といえた。


だれか待ってる人いる?

いない。

ここでたらどうする?

わからない。

じゃあ、一緒に暮らさない?

……。

あはは、似たもの同士一緒にいるのも悪くない。