暑い――
どうして…
こんなに暑いのだろう。
あたしは…
太陽が大嫌いだ――――
太陽がでるなら、
月が光って、あたしに寂しさでも…
つらさでもいい
あたしにぶつければいい。
―――――――――
ミーンミンミンミーン
――ドンドンッ
「ひーじり!おきろー!」
――うるさいな…
なんなのよ。朝から…
「キャッ!しゅ…旬!」
なんでここにいんのよ?!
――驚きで、声がでない。
『なっ!なんで旬がここにいるのよ!』
――返事がない。
――ふと、顔をあげた。
旬は…
「だって!!昨日から一緒にいくって言ったろ☆」
―笑顔でそう言った…
わかっている――
君が本当は…
そんな、約束してないこと…
そして、
いつも一人で行くあたしを
あたしが嫌いな夏限定でいつも
迎えに来てくれていること――